26年も生きていることを誇りに思え

駄文を書いては捨て書いては捨て

日記 2022/03/31

 

 

社会は卒業ムードやらお花見ムードやらに包まれている気がするが、自分の生活は何ら変わりなく、ただ仕事しては寝て、仕事しては自らを慰め、仕事しては酒を飲むなどしている。

 

 

ちょうど2年前、大学卒業と社会人デビューを控えた自分が、過去の振り返りや将来について書いていた。ちょうどいい機会なので、ここまでの社会人生活の振り返りや、今後の人生について、改めて書き連ねてみようと思った。いいネタ見つかった〜

 

 

昨今の新型コロナの流行によって、大きく生活スタイルが変化した。

社会人として、毎日朝早く起きて満員電車に揺られて出社して、仕事終わりや土日に気の合う友人や同期とリフレッシュする、というのは全て幻想だった。

朝は8時に起きても余裕があるし、勤務中にスマホを見たりアイコスを吸っていても怒られはしない。その代わりに、職場での交友関係や学生時代の友人との交友などは数多く失った。

時折流行の縮小などがあったタイミングで人間関係の再構築を図ろうとしたものの、本当に会える人間というのはかなり限られてしまったような印象がある。当然ながらまともな恋愛もしていない。出会いがないせいもあるし、相変わらずレベルに似合わない理想主義のせいもある。

 

仕事の面では、1年目は下っ端として雑務や研修などを粛々とこなしつつ、開発「演習」にひたすら向き合うことで時間が過ぎていった。コロナの影響で顧客のIT投資が下向きになってしまったことが大きく響き、実際の案件活動に関わることは一切できなかった。自分自身でも薄々感じていたが、OJTトレーナーから放たれた「1年目はなかったようなものだからね」という冗談交じりの一言が妙に重く響いたことを鮮明に覚えている。

2年目に突入して、ようやく案件業務に携わることができた。OJTトレーナーとのマンツーマンの業務とは打って変わり、対面で交流したことのない人と、非対面で共に業務を行うという、なんとも奇妙な体験もした。今でこそそれなりに信頼関係は構築できた「つもり」だが、当時は戸惑いを拭いきれず、業務上必要な会話でさえ異様なまでに緊張した記憶がある。

2年目になり、直属の上司から「これからは厳しく接するからね」と宣言された。実際その通りだった。自分の失態を責められるのはもちろん、時には自らはよしとしていたことでさえ否定され、ビジネスパーソン(笑)として「教育」を施された。頻繁に病むことも増え、自分は仕事ができない、自分はやはり社会に適合できない、と思う回数が1日に何度もあった。

 

 

 

ここまでの2年間に満足しているか、と問われたら、満足しているわけでもないし、はたまたその逆でもない、という非常に曖昧な回答になってしまうのが正直なところである。あれこれ考えすぎてしまう性格のせいかもしれない。

 

満足している点とすれば、労働環境は比較的いい方なのかもしれない、というのが挙げられる。他社のそれをあまり良く知らないので断言はできない。

前述したように、弊社でもリモートワークが主流になり、通勤ラッシュとはほぼ無縁の生活になった。給料に関しても決して低いとは言えないラインの金額をいただけるし、残業は少ない方だと思う。上司や同僚は基本いい人たちが多く、怒られることはあっても感情的に怒られることはまずない。怒られて病むのは怒られる側のメンタルの方に問題がある。

 

IT業界に勤めるいち社会人として、プログラミング言語の専門スキルが思いのほか身につかなかったことは、入社以前から危惧していたとはいえそこそこ大きなギャップであった。自らの手を動かしてコードを書き、一つの「もの」としてプログラムを生み出すことができなかった点にはやはり満足できていない。

また、待遇面でも決して低くない賃金をもらっていると前述したが、裏を返せばお世辞にも高いとは言えない額の給与しか受け取ることができていないのもまた事実である。せめて家賃補助か在宅手当は出してほしいと常々感じている。

 

 

 

と、感情を多分に含んだここまでの社会人史をダラダラと示したが、ここからは今後の人生をどう生きたいかに焦点を当てていきたい。

 

 

 

現状、自分に何が一番足りていないのか。

 

長時間の労働に耐えうる肉体的・精神的な強靭さも足りない。何か一つ、これだけはそこそこできるやる、と言える武器も足りない。したがって自分はやれる、自分はスゲェヤツなんやぞという自信も足りない。

 

足りないものだらけの人間だが、現状、まもなく社会人3年目を迎える自分が、上記よりもさらに足りていないと感じるものがある。

 

 

 

 

「覚悟」

 

 

 

 

この一言に限る。

 

足りないものだらけの自分にとって、これがもっとも不足してはいけない要素だと考えている。

 

 

がむしゃらに残業をこなしつつも、今後のキャリアを見据えて資格取得に励む同期。守らねばならない存在を後ろ盾に、日々自分と向き合ってくれる先輩社員。どんな仕事をしているのかは不明だが、いつの間にか車を納車している地元の知り合い。未来に期待を膨らませ、夢を抱いて社会に飛び込んでいく後輩。

 

全員が全員、覚悟を決めて決断を下しているわけではないだろうが、覚悟が足りていないヘタレ男にはそう映らない。皆立派すぎるし、ほんまにすごいと思う。急に語彙力0

 

このまま社会人として生きていくのか、それとも敷かれたレールから外れるのか。

長いものに巻かれる場合、のうのうと今の環境を維持しながら働くのか。はたまた違う環境を目指して行動するのか。全く未知の世界に「会社員」という肩書きを目指して飛び込んでいくのか。

脱線する場合、自分は何を極めるのか。何を目標にするのか。M-1王者なのか、登録者100万人なのか、助演男優賞なのか、4勤3休を実現できる働き方なのか。

 

どのような生き方を選択するにせよ、挑戦するにせよ諦めるにせよ、「覚悟」を持っていきたい。

 

「後悔のないように生きるのをやめる」

 

2年前はそう思っていたそうだ。

 

コロコロと考えや発言が変わるような人間になってしまっている。一番嫌いなタイプの人間である。

 

信念を持ちたい。

 

変わりたい。

 

 

 

父親が定年退職したので、今度ゆっくりと人生について話す時間を作ろうと思った。

 

相変わらず後半駆け足になってしまった。